中国って、本当のところどうなの?

第244回
味よし、演出よし:大董

昨日から北京ダックのお店である大董をみています。

中国留学・北京事情・中国の大学-加藤嘉一

ある程度のレベルの北京ダックのお店であれば、
ロースト・ダックを切り分ける際に、
お客の目の前でその光景を見せてくれるという
演出があります。

日に何十羽と切り分けているコックさんの腕は
太くたくましく、無骨な包丁を自在に操り
見る間にお皿の上に綺麗に盛り付けてくれます。

中国留学・北京事情・中国の大学-加藤嘉一

大董のロースト・ダックは
他店のそれと比べて油っぽさが抑えられており、
多くの中華料理の脂っこさに疲れた人からも
支持を集める味です。

中国留学・北京事情・中国の大学-加藤嘉一

また、大董のロースト・ダックの薬味は、
他店の薬味よりも種類が豊富でいて、
さらに盛り付け方も綺麗です。

北京ダックの専門店では、
肝心のロースト・ダックには神経がいっているものの、
他の料理や器などには気が廻っていないところもあります。

しかし、ここ大董では、
他の料理もかなりのレベルの味であり、
盛り付けられているそれぞれの器も
かなり吟味されている様子です。

中国留学・北京事情・中国の大学-加藤嘉一

2階にある個室は
少し贅沢で落ち着いた空間で食事を楽しめるよう
内装にも気配りがされています。

中国留学・北京事情・中国の大学-加藤嘉一

大董の各テーブルには、
お客からのコメントが気軽にフィード・バックできるよう、
食べ物の味、サービスの質、その他コメントが
残せるカードが配置されています。

最も美味しかった料理以外に、
最も美味しくなかった料理も記入できるようになっており、
お客の声がメニューの中身にも
反映されるようになっているのです。

お客とのコミュニケーションを大切にしている大董が
お客あってのお店だという初心を忘れなければ、
更なる進化を遂げていくことでしょう。


←前回記事へ

2006年7月18日(火)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ