中国って、本当のところどうなの?

第254回
北京と天津を留学先候補として比べると

さて、ここ数日
天津の街の様子を少しお伝えしましたが、
留学先候補地として北京と天津を比べると
どういったプラスとマイナスがあるのでしょうか。

では、2つの市を簡単に比較してみましょう。

中国留学・北京事情・中国の大学-加藤嘉一

まず、北京のプラスの面を見てみると、
なんといっても教育機関の選択肢が充実しています。
中国国内では最高水準の大学教育機関が
北京に集中していますし、
語学の習得に関しても選択肢は多いです。

中国留学・北京事情・中国の大学-加藤嘉一

また、北京は古くから中国の歴史・文化の中心地であり
中国の歴史や文化に興味のある人にとっては、
この地で生活をすることは格別のものでしょう。

しかし、北京のマイナス面を考えてみると、
幾つか生活をする上で決定的なマイナス面もあります。

まず、物価が中国の中では上海と並び
抜きん出て高いことです。
中長期に渡り北京で生活をする人々にとって、
金銭的なコストが次第に重くのしかかってくることでしょう。
(とはいえ、日本や欧米と比べればずっと安いですが)

また、急激な街の発展と並行するように
環境の悪化も酷く、街の空気は汚れています。

数年前と比較すると、北京の空気も
随分とましになったという長期滞在者もいますが、
日本のどのエリアと比べても
不衛生で空気が悪いといえるのではないでしょうか。

また、天津の人々と北京の人々とを比較した際に、
北京人の男性の気質にやや問題がある
と感じられるかも知れません。

というのは、北京人の男性は無駄にプライドが高く、
他者に対しての態度が悪いことがままあるのです。

どこの土地でも、
タクシーの運転手はその土地の人々であることが多いですが、
北京のタクシー・ドライバーは客に対する態度が
非常に悪いことがあります。

さらに、土地勘が無い人々だと見るや
わざと遠回りをして料金を稼ごうという
悪質なドライバーも多く、
お客としてタクシーに乗っても気を許すことができません。

中国留学・北京事情・中国の大学-加藤嘉一

明日は、北京と比較した際の
天津のプラスとマイナスの側面を少し考えてみます。


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2006年7月28日(金)

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