| 第257回中国の美人ビジネス・ウーマン
 昨日から友人のマギーを紹介しています。 <中国の美人ビジネス・ウーマン:マギー 後編> 数年前に友人と起こした会社が軌道に乗り、マギーはCCTVのキャスターから
 人が羨む実業家へと華々しく転身を果たしました。
 そもそもキャスターの段階でも一般の中国大衆からすれば大変な成功者ですが、
 彼女は小功に甘んじることなく、
 自分で事業を起こす道を選んだのです。
 今では有能なスタッフに支えられ、外国の高級車を2台保有するなど
 以前と比べても生活レベルは格段に向上しています。
 雨上がりの北京をコンバーチブルのBMWでドライブするのは、
 一部のビジネスでの成功者か
 既得権益保持者に許された特権でしょう。
 マギーの場合は、前者の「努力の結果勝ち得た褒章」であるといえます。
 彼女が主に携わっている仕事は、中国の富裕者層向けDM型高級雑誌4誌の発行です。
 今回、マギーのオフィスにお邪魔した週末にも若手の有能な編集担当スタッフと
 編集作業を一緒になって数時間こなしていました。
 好きな仕事を楽しみながら、それに見合った報奨がしっかりと得られるのであれば、
 土日や祝日などは他人が決めた休日にしか過ぎないのです。
 マギーの会社は2つの部屋を借りており、合計で300平米のオフィスに
 15名のスタッフが働いているそうです。
 なんとこの部屋、「初恋の来た道」「HERO」「単騎、千里を走る。」「生きる」
 などで世界的に有名な映画監督である
 チャン・イーモウ氏の所有する部屋だそうです。
 また、チャン・イーモウ監督といえば、北京電影学院の監督学科の卒業生ですから、
 マギーの大学の先輩にもあたる人です。
 「あの人は沢山の部屋を人に貸しているのよ。今では大変なお金持ちね」
 チャン・イーモウ監督とマギーに共通しているのは、好きなことを思い切りして
 成功しているという点でしょう。
 人生は映画のようなものかもしれません。 自分の人生(映画)の監督となるか、他者の人生(映画)の出演者や端役で終わるか。
 一度きりの人生、監督やプロデューサーとなってみたいものですね。
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