| 第258回北京の現地情報フリー・ペーパー
 広い北京に初めて降り立つと、さてどこに行ったものかと戸惑う方も多いかと思います。
 絶対に外せない観光地としては、北京市の中心にある故宮(第41、42回)や
 天安門広場(第103、104回)、
 北京市校外の万里の長城(第27、28回)などがあります。
 こうした「見所」の情報は日本の書店で気軽に手にすることの出来る
 「地球の歩き方」などで容易に手に入ります。
 しかし、少し北京への訪問回数が増えた人々や北京で中長期の滞在をする人々にとっては、
 正直なところ「地球の歩き方」の類は殆ど役に立ちません。
 というのは、「地球の歩き方」などのガイドブックは1年に一回程度の情報更新であり、
 またその内容が広告的な要素に偏りがちなため、
 現地の生の声がしっかりと反映されていないのです。
 (数年に1回の情報更新というお粗末な場合もあります)
 「地球の歩き方」を持って、世界のあちこちを実際に歩いてみた方なら分かるでしょうが、
 その価格や本の厚みとは裏腹に、
 内容の薄さや適当さにがっかりさせられることがあります。
 さて、「地球の歩き方」に辟易してしまった人々には、北京の日本語フリー・ペーパーは重宝されています。
 基本的に北京のフリー・ペーパーも広告媒体ではありますが、日本語のものだけでも数誌あり、また情報更新の頻度が高く、
 基本的に執筆人は北京に詳しい人々なので、
 ローカル情報を得ようと思う人々には、
 手に取って見比べてみる程度の価値はあるでしょう。
 こうした日本語情報のフリー・ペーパーは日本料理のお店や高級ホテルなど
 日本人が多く集まる場所に置かれていることが多く、
 まとめて数誌集めてきて
 暇な時間にパラパラと流し読みすることができます。
 明日は実際に、数誌の日本語情報誌を見比べてみましょう。
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