中国って、本当のところどうなの?

第256回
アンカー・ウーマンから実業家へ

今日・明日と2回に渡って
中国の美人ビジネス・ウーマンの友人を紹介します。

<アンカー・ウーマンから実業家へ:マギー 前編>

先日(第235回)ご紹介した
私の元ルーム・メートであるイタリア人の
バースデー・パーティーには、
北京の胡同にある隠れ家バーに
沢山の欧米人がかけつけました。

当日、知り合ったのは殆どが欧米系の人々でしたが、
一人だけ中国人の新しい友人もできました。

今回紹介するのは、
その一人であるマギーです。

マギーとは、出会ったときから
「只者ではない」と感じさせる何かがありました。
普通の中国女性の身のこなしではないのです。

常に周囲にさりげなく気を配り、
何か問題が起こりそうな気配があれば
その問題が起こる前に回避すべき行動を取れるような人です。

中国人にありがちなその場しのぎの「点の時間軸」ではなく、
先を見据えた「線の時間軸」を持っているのです。

北京電影学院の演技学科を卒業後、
マギーは中国の中央放送局である
中央電視台(CCTV)において
キャスターの仕事をしていました。

その間、中国中を飛び回り、
様々な人々と出会い、文字通り
対人コミュニケーションのプロへと成長したのです。

「北風と太陽」の寓話のように、
「暖かくされれば人は心を開きやすい」ということを
心得ているマギーは、どんな相手に対しても
謙虚に優しく振舞うことができる人です。

レストランなどの駐車場のボーイさんにさえ、
「ちょっと、そこのカッコイイお兄さん、
 車を停めるスペースあるかしら?」
と気の利いたことを言えるので、
皆が笑顔になり、喜んで彼女を手伝ってくれます。

数年前、マギーはアンカー・ウーマンを辞め、
友人と一緒に富裕層向けの限定雑誌を発刊する
雑誌社を起こしました。

また同時に、広告・プロモーションなどの仕事も手がけ
会社はみるみる成長していきました。

今では4誌の雑誌の総発行人となり、
さらに5誌目の発刊も控えているそうです。

中国留学・北京事情・中国の大学-加藤嘉一

明日は、雨上がりの北京を一走りして、
マギーのオフィスに遊びに行ってみましょうか?


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2006年7月30日(日)

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