中国って、本当のところどうなの?

第286回
世界遺産の陵墓:清昭陵

昨日(前回)からの続きと言っても、いいのかと。。。

中国流MMTに翻弄されながら北陵公園を抜け切り、
たどり着いた先は世界遺産である清昭陵です。

中国留学・北京事情・中国の大学-加藤嘉一

清昭陵には幾重にも門塀によって取り囲まれた
宝城を中心に、複数の文化遺跡が立ち並びます。

中国留学・北京事情・中国の大学-加藤嘉一

また参道の両脇や建物の装飾には、
獅子や象などの特徴的な動物の像や装飾があり、
他の文化施設の適当な装飾などよりも
明らかに格上であることが感じられるでしょう。

中国留学・北京事情・中国の大学-加藤嘉一

すっと伸びた長い参道の先に屹立する建物。
厳かな雰囲気を醸し出すのには十分な演出です。

北京にある世界遺産の天壇(第85回)の建築にも、
同様の空間設計が見て取れます。

中国留学・北京事情・中国の大学-加藤嘉一

建設された当時にしてみれば背が高い方城は、
陵墓の前に設置された最後の砦です。

この先に非常に大切な人々が葬られていることが
こうした建物の格式などからも推察できるでしょう。

中国留学・北京事情・中国の大学-加藤嘉一

方城を抜け、
最後の最後にたどり着いた陵墓の中心には、
宝城があります。

宝城の中にあるこんもりと盛り上がった宝頂の中には、
皇帝と皇后が葬られているそうですが、
見学者は外側からその宝頂の周りを
ぐるりと周って観覧することができるのみです。

清昭陵の参観者は、
割と淡々とした文化遺産見学をしたあとに、
北陵公園の中国流MMTを逆流して帰路につくことになります。

北陵公園・清昭陵共に
大きなワクワク感はありませんが、
東北地方で最も広いこの陵墓を訪れると
当時の皇帝・皇后の絶対的な権力を
肌で感じることができるでしょう。


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2006年8月29日(火)

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