中国って、本当のところどうなの?

第291回
たかがキュウリ、されどキュウリ!?

中国で生活していると、
日本や他の先進国の常識では
推し量ることの出来ない行動をとる人々を
多く目にします。

しかし、生活して半年・一年も経つと、
半裸のおじさんが歩き回っているのも普通のことであり、
老若男女を問わず道端で痰を吐いているのを見ても、
「いつも通りの中国だな」と慣れてくるから不思議です。

それでも、若く美しい女性が
鼻の穴に指を第2関節位まで差し込んだまま歩いていたり、
桶に汲んできた水で道端で頭を洗う人を目にすると、
「やはり中国はすごいなァ」と再認識させられもします。

中国留学・北京事情・中国の大学-加藤嘉一

以前、北京駅で電車待ちをしている時に、
空腹しのぎに巨大なキュウリを頬張っている女の子に
遭遇しました。

「おいしい?」と聞くと、
「まあまあかな」とのこと。

かなりお腹が空いていたのか、
巨大なキュウリを2分ほどで完食していました。

駅の待合室など多くの人々がいる公衆の面前において、
純朴そうな感じの女の子が、
大胆にも巨大なキュウリを握り締め、
ぼりぼりと食べつくす様はとても迫力があります。

中国留学・北京事情・中国の大学-加藤嘉一

こちら場所は変わって
北京のファッション・ビルの中です。

洋服の売り子さんをしている友人の女の子ですが、
久々に遊びに訪れたところ、
こちらも巨大なキュウリを食べているところでした。

本人は「別に普通のことだよ」と言っていましたが、
可愛い女の子と巨大なキュウリのコントラストは、
少し中国生活に慣れた気になっていた私を戒めるものでした。

「たかがキュウリぐらいで驚かされるなんて、甘かった!」

さて、皆さんもお腹が空いたら、場所を問わずに
キュウリの丸かじりをしてみたらどうでしょうか?
大きいモノだとそれだけである程度満腹にもなり、
経済的にダイエットもできますよ。

大きなキュウリをぺロリと完食すれば、
小さな達成感に浸れること請け合いです。

日本だと友達や恋人を無くすかもしれませんが。

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2006年9月3日(日)

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