中国って、本当のところどうなの?

第293回
世界遺産の泰山で日の出を!

昨日(前回)から泰山を訪れています。

夏の夜間の泰山登山は、
日中の暑さを避けて登山を楽しむことができます。

この夜間の泰山登山ですが、
闇夜の中を山頂まで登りきっておくと、
明け方には、世界自然遺産の素晴らしい景観の中、
神々しい日の出を拝むことができ人気があります。

夜間の登山において最低限必要になるのが、
以下の3つの装備でしょう。

(1)懐中電灯
(2)各自必要な飲料・食料
(3)山頂付近の冷えに対する防寒着

(1)の懐中電灯ですが、
街中のスーパーでも購入が可能ですし、
また泰山に多く点在する山小屋でも
少し割高にはなりますが販売しています。

また、(2)の飲料・食料ですが、
これも荷物を極力減らして
登山の負荷を軽減したいという人は、
山小屋でいくらでも購入が可能です。
ただし、値段は麓の2−3倍になることもあるようです。

そして、(3)の防寒着ですが、
実はこれも泰山の山頂に差し掛かるにつれ、
レンタル防寒着が貸し出されているのです。
つまり、お金さえ払えば全て現地調達可能なのです。

さて、このレンタル防寒着、
昔の中国軍の払い下げか横流しのコートのようなもので、
サイズは幾つかあるようですが、
男女を問わずに同じデザインのコートが貸し出されています。

登山する際に、お金を払い、
各自のIDカードなどを預けてコートを借り受けます。
下山する際に、コートを返却して
IDを受け取るという具合です。

山頂付近には、中国軍コートを着た
中国人登山客が大挙していますので、
さながら泰山の山頂は中国軍に
占拠されているような雰囲気です。

中国留学・北京事情・中国の大学-加藤嘉一

おやおや、そうこうしている間にもご来光ですよ。

中国留学・北京事情・中国の大学-加藤嘉一

中国留学・北京事情・中国の大学-加藤嘉一

中国留学・北京事情・中国の大学-加藤嘉一

中国留学・北京事情・中国の大学-加藤嘉一

泰山の山頂で美しい日の出を拝みながら、
人種を問わず、元気に楽しく
皆が一緒に生きていけるよう祈ってきました。


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2006年9月5日(火)

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