イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第387回
長期投資が有利な理由

このような流れから見ましても
短期投資での利益を出していくことより
長期投資が有利なのがわかります。

たとえば半年間で株価が2倍に上がったとして、
その利益を確定して手元に置いたときには利益になりますが・・・、
再度中国株に投資しようとしたときに
同じ企業の株価が購入時の4倍になっていたなら
今度は同じ株を購入するには半分しか買えない事になります。

このようなときには半分売却して利益を確定しておき、
後の半分は売却せずに置いておく、という投資方法があります。
ですが、現時点では
そのような投資環境にはいっていませんので省きますが
(そのような時期には記事でも書いていきます。)
現在の中国株式市場は
まだまだ発展していく入り口に入ったばかりの市場です。

来年中国株式市場が上がっていくかどうかは
現時点ではわかりません。
現時点で中国株式投資に対してどのように考えていくか、
それが大事な部分です。
今後の様子を見ていきながらその時期は見えてきます。

中国株式投資で利益を出していくには
株価上昇のほかに配当金がでたら
配当金で再度投資していく、
または無償株(株式配当)で株数を増やしていく、
という投資方法があります。
香港市場の企業(中国本土B株市場は12月)の
期末決算はほぼ12月の企業が一般的です。
また、決算月から4ヶ月以内に
決算内容を一般の投資家に報道を通じて発表する、
という義務が企業にはあります。
早い企業ですと1月半ばには発表する企業が出てきて、
3月近辺が決算発表のピークとなります。
中国本土B株市場の企業ですと
主に3月、4月発表する場合が多くなります。
香港企業ですと早ければ1月末から配当金を株主に出してきます。
ほとんどの企業の配当支払日が3、4月になります。

ですが、中国本土B株企業の場合は
早い企業ですと2月に出しますが、
遅い企業ですと6、7月に出してきます。
ですからすぐに配当金が手に入るわけではありませんが、
配当金が手に入ったときには
投資金額に配当金を足して中国株を購入できます。
配当金額が多い、少ないではなく、
このような投資方法ができる、というほうが大切です。
また、配当金が付きますと、
精神的にも豊かになったような気がしてきます。
中国株では利回りが高い企業ですと5%以上になります。
100万円投資ですと5万円(税込み)が配当金です。
400万円投資でしたら20万円になります。
ここまできますと自分の資金を足すというよりも
配当金だけでも中国株を購入できる金額になってきます。

<次回に続く>



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2004年12月1日(水)

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