イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第554回
コップ一杯の水

投資するお金を作るときには
どのようにしたら貯めていくことができるでしょうか。
何か奇策がない限りは
まずは少しずつ着実にお金を貯めていくことから始めます。
お金を貯めるには入ってくるお金から
出て行くお金を減らしていくことが一番の早道です。
入ってくるお金をはじのほうから使っていっては
貯まるものも貯まりません。
まずは入ってくる収入から
出て行くお金をなるべく減らしていくようにします。

中には今の生活が手一杯でお金ができないという人もいるでしょう。
実際にそのような時期があるかもしれませんが、
年がら年中そのような状態でないのではないでしょうか。
また収支に対しても無駄遣いしているところがありながら
それは別口として使っている場合もあります。
事情がどうあれ投資するには投資資金が必要です。
必要ならば何とかしなければいけません。
とりあえずは入ってくる収入から
出て行くお金を絞っていく作業が必要です。
入ってくるお金が水道の蛇口から流れる水で、
出て行く部分がざるならば
水はざるの間から零れ落ちてたまることはありません。
溜めるには水道の蛇口から出る水を受けるのがざるではなくて
ほかの容器に替えなければなりません。
まずはざるをボールに替えて水を受け止めます。
ボールといっても大きなものは必要ないでしょう。
よほど毎月まとまった大金が入ってくるようなら
大きなボールが必要でしょうが、
普通は一般のサイズで間に合うはずです。
その水を必要に分けてコップに分配します。
分配するにも順番があります。
一番先にコップに分けるのは投資資金用のコップです。
残った水をほかのコップに振り分けていきます。
そうしないと
いつまでも投資資金用コップには水が溜まっていきません。

一番手っ取り早いのが収入の中から
投資資金として一定の金額を最初に差し引くことです。
残ったお金で生活費そのほかに回していきます。
大きなものを購入したときには
現金でなくてローンで購入するときがあります。
ローンでは毎月一定の金額が
いやおうなしにローン会社から差し引かれていきます。
ローンの支払いには普通は疑問は感じないでしょう。
そのローン以上に大切な資金が投資資金です。
ローンで手元に残っていくものもあるでしょうが
残らないものも多いはずです。
また無駄遣いしている分も減らしていくこともできます。
そのようなお金を投資資金のほうに回していくには
まずは一番最初に投資資金から引いていくことです。
お金が出来たらその時に投資資金に回そうなどという考えようでは
いつまでたってもお金は溜まりません。

<次回に続く>



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


←前回記事へ

2005年7月21日(木)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ