イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第555回
バケツ一杯分の投資の仕方

お金をためていく方法に近道はありません。
地道に毎日ためていく結果少しずつ溜まっていきます。
水道の蛇口から出る水の中から
少しずつコップの中に溜まっていって
いつの間にかコップの中の水がいっぱいになっていくのと同じです。

その水を投資資金に使っていき、
また次のコップの中に水が溜まっていくのを待ちます。
それを何回も繰り返していくうちに
今までのコップの水の分量を合わせますと
バケツ一杯分になっていきます。
ここまでくればしめたものです。
あとはこのバケツの水が投資で活躍してくれます。
問題はコップ一杯分の水を
バケツまで溜めていく作業が我慢できるかどうかです。
ですがこの作業は一生続くわけではありません。
人生の中である特定の期間が必要です。
コップ一杯分の水とは金額で10万円程度になるでしょう。
バケツ一杯分の水とは100万円程度でしょう。
これだけあればまずはまとまった投資資金で投資ができます。
人によってコップ一杯分の水の分量が溜まるまでの時間が違って
差が出てきますが、
まずはコップ一杯分の水を溜めていくところから作業は始まります。

このコップの水は投資で増やしていく大事な水です。
コップの水を投資で運用して増やしていくことが目的です。
コップの水も投資で必要な分としては
バケツいっぱい溜まるまで待つ必要はありません。
コップ二杯、三杯分の水が溜まれば投資できる水の分量です。
このコップの水を使って投資に回していきますが、
次の課題は投資で選ぶ企業です。
一生懸命に溜めた水を案外ぞんざいに使ってしまう時があります。
体を使って溜めたお金でも
投資となると気前よく企業に投資をしてしまうことが多いものです。

ここでは今度は水を生かして
増やしていく作業が必要な段階になってきます。
ですが水を溜めることは出来ても
その水を如何に増やすようにしていくかは
初心者ですから最初からうまくいくとは限りません。
そのためには経験が必要です。
お金を貯めてきたのはプロであっても
投資の実践編では素人ですから
ここから経験を積んでいく段階です。
様子を見ながら勉強する気持ちで投資企業を見ていくことです。
バケツの水でも一回で使ってしまうのではなく
時期をはずして何回かに分けて投資していったほうがいいでしょう。
何も全部の水を一回で使い切ってしまう必要はありません。
リスクが大きくなるだけです。
一回で大きな金額で投資するのは経験を積んだあとでも十分です。
バケツの水も3回から5回程度に分けて投資に回していけます。
今度は水を使って投資で経験を積んで増やしていく番になります。

<次回に続く>



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2005年7月22日(金)

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