イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第556回
初心者

中国株式市場が出来たのは1990年からですから
まだ出来て15年程度しかたっていません。
15年という年月は長いように感じますが
株式市場としては赤ん坊です。
中国市場では法律でもまだ未整備なところがあり
一人前に育っていくにはまだ時間がかかります。
まだまだ初心者マークの市場で
株式市場で運転していくのでも迷いながらの段階です。

初めて投資する投資家が初心者なら
中国株式市場も初心者マークの市場です。
大きく発展していくにはこれからです。
投資家も投資が初めてなら市場もまだ生まれたてです。
お互い初心者同士なら共通点も多くあります。
株式投資では最初に投資したら
すぐに利益につなげていければいい訳ですが、
ではその利益というのは
どのくらいになったら利益と呼べるようになるのでしょうか。
投資した金額に対して10%なのか、50%なのか、
それとも2倍なのかもっと大きい数字なのかです。
どの点で利益になったのかその利益分岐点がよくわかりません。
また株式市場の状況によっても株価は大きく動きます。
株価でもこれ以上上がらない時期が売却時期です。
本来はこの時点でいくらが適切な利益率なのか
おおよそ判断していきます。

ですがこの時点がよくわかりません。
また頭でわかったとしても体がいうことを聞かないこともあります。
売り時だと思っても
もう少し様子を見ようなどと思ってしまうときなどです。

頭でわかっていることと
実際に投資をしているときとは立場が違えば
冷静に判断できなくなるものです。
テレビでプロ野球を見ていてこうすれば打てるのにと思っても
いざ実際にマウンドに立ったなら
理屈どおりにはスイングが出来ないことと似ています。
中国の株式市場でも
どのようにしたら市場がうまく回転していくのか、
世界の株式市場と同等になっていけるのかを模索して
改革している真っ最中です。
初心者マークの市場運転ですから
まだよたよたして走っているのと同じです。
うまく走れるようになるのにはまだ時間が必要です。
初めて投資する投資家も経験を積んで行くことで、
株式市場の中でどこまでが利益として期待できるのかが
少しずつわかっていきます。
初めて投資するということは
車に乗って初めてハンドルを握った状態です。
アクセルやブレーキを踏んでどこまでスピードが出るか、
または車が止まるまでどのくらいの力加減が必要かを
覚えていく時期です。
恐る恐る少しずつの投資資金を
市場に投資していくくらいでちょうどいいでしょう。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2005年7月25日(月)

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