中国株、初心者にもわかる投資術-中国株で財産をつくろう-小泉 鉄造

小泉鉄造さんが明かしてくれる、
株式投資の虎の巻

第1123回
完成

株式投資では購入した株を売却して利益を確定しないと、
本当に儲かったのかどうかが分かりません。
私自身2008年10月、11月に購入した株も
今すぐに売却して利益を確定するのでなければ、
結果が分かるのは2〜3年後になるでしょう。
そこまでどれくらい値上がりしているか、
あるいはいまと変らないか、
それとも値下りしているか、判断できません。
ここからは購入した企業の収益がどのように変化するか
見ていく必要があります。

もし、投資した企業の成長性に問題がでてきたら
株価が上がっていようが、買値より下がっていようが
売却を検討していくでしょう。

株式投資では買ったらお終いではなくそこからが始まりです。
購入したら購入した企業が順調に育っていくか見守っていきます。

大根や蕪だって全部が全部大きく成長していくとは限りません。
中にはうまく育っていかない、
また枯れてしまう物も出てくるかもしれません。
そのようなものは間引いてしまう、またはほうっておけば
野菜つくりでは済みますが、
株式投資では資金を回収して
育っていくものに再投資していかなければいけません。
逆にいえば投資家が行う作業は成長していく企業に投資する、
成長性に疑問がでてきたら資金を回収して
他の成長していく企業に再投資すればいいだけなのです。

これに株式市場で株価が安値圏内になってきたら
購入していくという作業が加わっていくだけで完成です。
後は購入株価よりできれば大きく株価が値上がりしたときに
売却していけばいいのです。

他に問題があるとすれば
いつ売却して利益を出しそのお金を使うかです。

株式投資で資産を造ったはいいが、
使おうと思ったら年をとりすぎていて
食べたいものもよく噛めない、
若いときに資産ができたらやってみたいと思っていたことも
体が自由に動かなくてできないというようなことで終わったら
老後のお金の心配はなくなったのはいいが、
何のために資産を造ったか分からなくなってしまいます。

ですから、株式投資で利益が出たなら
自分の年齢と体力と相談して、
増やしていくだけではなく、
いかに使っていくかも考えていったほうがいいでしょう。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2009年4月24日(金)

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