中国株、初心者にもわかる投資術-中国株で財産をつくろう-小泉 鉄造

小泉鉄造さんが明かしてくれる、
株式投資の虎の巻

第1126回
チャートを見ると

中国は今年に入り新車販売台数が
3月は100万台を突破しています。
中国は世界最大の自動車市場である米国を史上初めて
2位の中国が追い抜きました。

これを見ても分かるとおり、
また固定資産投資や消費の拡大と
工業生産の伸びの回復からも見て分かりますが、
中国の経済の回復は、意外と早そうです。
貿易統計でも輸出、輸入が若干ながら回復しています。

また、株式市場では中国本土市場の株価指数が
このところ年初来高値を更新してきています。

中国では、4兆元の財政出動に続く
追加の景気刺激策に期待感が高まっています。
が、このほかに中国政府は
追加策を打ち出してくる可能性もあり
追加の景気刺激策に期待が高まってきています。

このような状況の元、香港株式市場の株価はH株指数で見ると
2009年3月3日の6403.950ポイントから上がってきているのも
納得がいきます。
ここから中国経済が大きく崩れていくようですと
当然香港株式市場の株価も再度下げていくでしょう。
ですが、ここから回復していくようですと
順調にH株指数も上げていく可能性があります。

チャートだけ見て株価の底を見ていくというのは
あまり好きではありませんが、
実際に後で見れば
あのときが底値だったんだということを見られますので
この点ではチャートは便利です。

いままでのチャートを見ると
H株指数の第一段階の底値が2008年10月31日の4792.370ポイントで、
第二段階の底値が2009年3月3日の6403.950ポイントとなります。

通常は第三段階の底値をつけたあと
上昇していくことが多いのですが
第三段階の底値をつけるのはいつかといえば、
このまま中国経済が順調に伸びていくようですと、
大きくH株指数でも上げてから
第三段階の底値をつける可能性が大きいでしょう。

そのときにはいまのような安い株価から
大きく上げてからの底値となります。
中国経済の停滞か、
またはアメリカでも今後大きな事件が起きてくる可能性があります。

そのときは香港株式市場も無事ではすまないでしょう。
大きく株価も下落して
第三段階の底値をつけることだって考えられます。
若干株価でも上がってきたとはいえ、
いまはまだ香港株式市場の株価は安値ですから、
買い時がまだ続いていけると見られます。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2009年5月4日(月)

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