中国株、初心者にもわかる投資術-中国株で財産をつくろう-小泉 鉄造

小泉鉄造さんが明かしてくれる、
株式投資の虎の巻

第1244回
経済の流れ

ではアメリカはどうかといえばアメリカの経済も火の車です。
アメリカをターゲットとしてヘッジファンド等
投機資金が仕掛けるかといえば、
現時点ではそうはならないでしょう。
世界の基軸通貨がドルですから、
ヘッジファンド自身が運用している資産も連動して
価値を減らすことになります。
そうなったら元もこうも無くなってしまいます。

では、アメリカが今後ずうっと安全かといえばそうともいえません。
アメリカに台頭して
中国の元が世界の基軸通貨になっていくようであれば、
アメリカ経済の不安定を見込んで
ヘッジファンドが仕掛けていってもおかしくはなくなっていきます。
そうなるにしてもあと数十年後の話です。

また、元が台頭してこなくとも、
ドルが基軸通貨の役目がなくなれば仕掛けやすくなります。
ユーロ、元、円、またはほかの国の通貨で
ドルとのバランスがどう変わっていくのか、

思っていないような展開になっていく可能性も大きいでしょう。
ドルだって安心できないのです。

後進国といわれていた国が成長して
中進国、先進国の仲間入りをしていくのは世の中の流れです。
大きく経済でも出遅れているアフリカも成長してきます。
そのときは経済の流れも大きく変わっていきます。

投資家としては、今後どう変わっていくか、
現時点ではどのような投資を行っていけば利益が出せるかを考えて
行っていくべきでしょう。
世の中の流れの中で、その時代の波にのって投資していくことで
利益を出す投資ができます。

また、個人がいまの生活の中で投資していくとしても、
今後どれくらい投資ができるか、年齢によっても違ってきます。
そのときの世界経済の流れから
現時点ではどのような市場に投資したらいいのか、
将来はどう変化していくのか。
数十年後を見ていくよりも、
今後十年間程度でどちらに流れていきそうか判断できたら
投資の仕方も決まってくるでしょう。

現時点では欧州の経済懸念が台頭してきていますので
今後どう決着がついていくか、
株式市場はどう影響を受けて変動していきそうか。
日本の借金問題が今後世界でどう見られるか、
日本はどういった道筋をつけて対処していくのか、いけるのか、
投資家としても日本国民としても
見守って判断していくことになります。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2010年6月25日(金)

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