第6回
証券会社の人にきいてはいけません

株の話をしましょう。
株は人に教わって上手になるものではありませんが、
何もわからない時は
誰かに手ほどきをしてもらう必要があります。

先ず株はどんな銘柄をどんな値段で
何株買うかということからはじめます。
昨今ではインターネットによる売買も
できるようになりましたし、
常識を破るような安い手数料ですむ証券会社もあります。
その場合でも証券会社に登録をする必要がありますし、
売買を依頼をしたあと確実に金銭や株券の
受け渡しができるための取りきめをする必要もあります。
誰かその証券会社と取引のある人に紹介してもらうのが
一番手っ取り早いのですが、
もちろん、自分で出かけて行って
自己紹介からはじめてもかまいません。

証券会社はあなたの代わりに証券取引所で
株を買ったり売ったりする商売ですから、
あなたの代理人であって、
あなたに株を売ってくれる人ではありません。
だから、株を買う時は
「買って下さい」と言わなければなりませんし、
売る時は「売って下さい」と言わなければなりません。
スーパーやコンビニなら「売って下さい」は
お店から物を買うことですが、
うっかり証券会社でそんな言い方をしたら、
自分の持っている株を売られてしまいます。
証券会社の売りと買いは、
お店に行って物を買うのとちょうど逆なのです。

またどんな銘柄を買うかはあなたが決めることです。
初心者はどんな株を買ったらいいかわからないので、
つい証券会社の人に
どんな株を買えばいいかときいてしまいます。
これが一番いけません。証券会社の人は
毎日さまざまの銘柄の株を扱っていますので、
どんな株がどんな値段をしているか一応は知っています。
でもどんな株がどうなるかについては何も知りません。
だってそうでしょう。どんな株が上がるか知っていたら、
証券会社になんかつとめているわけがありません。
誰だってお客の方にまわります。
ですから、間違っても証券会社の人に
どんな株を買ったらいいか、
きいてはいけないのです。





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