第287回
「いまの時代が読めますか」を読んで下さい

「もしもしQさんQさんよ」の2冊目が
「いまの時代が読めますか」というタイトルで
単行本としてPHP研究所から出版されました。
もう本屋の店頭に並んでいる頃です。

どうして「いまの時代が読めますか」というタイトルを
つけたかと言うと、世の中が大きく変わっているのに、
それが具体的にどういうことなのか、
気がついていない人が多いと思ったからです。
もちろん、私だってうっかり見逃していることが
たくさんある筈です。
でも自分が不満に思っていることや
思い通りに行かないことが次々と起ってくると、
ついつい世間のせいにしてしまいがちだけれど、
本当は自分の考え方が時代の動きに
ついて行けないことから起っていることが多いのです。

人間の常識は経験によってつくりあげられたものです。
経験は大切なものですが、すべて過去のものであり、
過去の経験が未来にそのまま通用するとは限りません。
未来は誰も経験した人はいないのです。
現在は過去と未来をつなぐつなぎ目ですから、
そこに自分の常識で
解釈することのできないことが起ったら、
それを頭から否定してかかってはいけません。
もしかしたら新しくはじまることの
出発点であるかも知れないからです。

私はいつもそういう角度から世の中の変化を見ています。
インターネットもニュービジネスも株も
上海や台湾もまたビジネスの世界での新しい変化も、
すべて私にとっては好奇心の対象です。
私の方が皆さんよりも、
目を皿のように大きくひらいて見るので、
少しばかりよく見えるのではないかと思って、
具体的に問題を提起してお見せした次第です。

「もしもしQさんQさん」を途中とばして読んだ人や
もう1ぺん総括してみたい人は
単行本を手にとってごらんになって下さい。
世の中がどう変わろうとしているか、
自分はどんな位置にいるのか、おわかりいただければ、
少しはお役に立てたことになります。


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2000年12月22日(金)

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