第330回
イタリア料理がアジアでブームです

不況の心配なんかいくらしても仕方がありません。
自分の力ではどうにもならないことだし、
政治家やお役人が何かしてくれると
期待するのも間違いです。
「経済は一流、政治は三流」と言うでしょう。
日本の政治は経済よりずっと遅れているのですから、
政治家が何かしてくれるわけがありません。
政治家とは選挙資金を出してくれた人のために
働く人のことだと新聞にも報道されているでしょう。

お役人はそのまた召使いのことですから、
お役人の方が政治家より
もっと出しゃばったことをやる筈がありません。
お役人は体制の番人として守る側に立っていますから、
治安の維持には役立ちますが、新しい変化には弱いのです。
結局、「天は自ら助くる者を助く」ですから、
自分はどうしたらいいかを考えるのが一番ですね。

一口に不況というけれども、不況の中にあっても、
やれる仕事はいくらでもあります。
たとえば、誰か独立して
ピザハウスを中国でやりたい人はおりませんか。
戦後の日本ではフランス料理のブームが先に起って、
いまではイタリア料理がそれにとって代わっています。
イタリア料理の方が材料もお手軽で、
コストも低く、採算に乗りやすいという面もあるけれど、
海の物を多く使い、味もさっぱりしているのが
日本人に向いているのでしょうね。

私などもフランスで1週間も
重いフランス料理のフルコースを続けると、
必ずのようにイタリアに飛んで口なおしをしたものです。
最近ではシシリー島からはじまって、
コモ湖やランコまでわざわざ
地方の料理とワインを楽しむために出かけます。
だからイタリア料理がなぜ日本人から受け入れられるか、
その理由がよくわかります。
しかし、イタリア料理が受け入れられているのは
日本だけではありません。
台湾でも香港でもイタリア料理はハヤっています。
そして、中国でもブームになりかけているところです。


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2001年2月3日(土)

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