第418回
サラリーマンも大家さんになれます

自分の住む家と結婚相手は
昔は一生物と思われていましたが、
いまはどちらもそう思っているわけに行かなくなりました。
転勤があっても、夫婦別れをしても、
逆に子供が生まれて家族の構成が変わっても、
いまは建増しをするよりも、
マンションを移った方が安上がりですね。

そう言った意味ではマイホーム選びでも
学生が下宿を引越すのとあまり変わらなくなりました。
気に入らなければ、古いのを売って
新しいのに変わればいいのですから。
ただ借家に住むのと自分でお金を出して買うのとでは
かかるお金の額も違うし、
買い替えにもかなりの出費がともなうので、
おいそれと言うわけに行きません。

古い家を売ってもっと大きな家に移ることは、
収入がふえたり、
社会的地位が上がるとよく起こることですが、
自分が住まなくとも人に貸せる家なら
収入をもたらしてくれますから必ずしも売ってしまうことは
ありません。
新しい家を買うお金の一部は銀行から借りて、
いままで住んでいた家を貸して
家賃収入があるようになれば、
その収入を住宅ローンの支払いにあてることもできます。

サラリーマンをやっている人は、
サラリーから税金を天引きされて、
その残りですべての支払いをしていますが、
自分で使わなくなった家を
他人に貸して収入を得るようになると、
途端に立場が違ってしまいます。
家賃収入は減価償却をはじめ、
修繕費も経費に計上して
家賃収入の中から控除することができますから、
税金は必要なお金を支払ったあとにかかってきます。
一番先に税金を払うのと一番最後に税金を払うのとでは、
税金のかかり方がまるで違います。

もちろん、家賃収入は業とする物の収入とサラリーマンの
副業としての収入では税法上の扱われ方が違います。
しかし、業とする者に変われば、
全く違う世界がひらけてきます。
金持ちへの道はそういうところからひらけてくるのです。


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2001年5月2日(水)

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