第420回
一にもニにもロケーションです

いまは新築のマンションがそれなりに人気を呼んでいます。
値段も坪当たり300万円も400万円もして
決して安くはありません。
それでも予約する人が多いのは、
新しいものほどよくできているのと、
お金の余裕のある人は買い換えをする時も、
新しいものを選ぶからです。
おかげでマンション業者が新しいマンション用地として
物色している土地はもう安値では
手に入らなくなってしまいました。

いずれもマイホームとして買うのですから、
他人に貸して採算に乗るものではありません。
従って投資用の物件には向いていません。
それでも建てれば何とか売れるのですから、
マンション業者はほっと息をついています。
それに比べて中古のマンションや店鋪やオフィスビルは、
青山とか原宿とか渋谷、代官山、恵比寿とか言った
若者に人気のある一劃を除いては
相変わらず流れは悪いようです。
おかげで利廻りに乗る中古物件はかなりあります。
不動産を投資対象として探している人にとって
中古市場は情報を集めてまわるだけの値打ちがあります。

問題は何を物差しにして
いい物件と悪い物件を見分けるかです。
土地はとりあえず除外します。
加工しないと収入をもらたらさないからです。
先ず貸しに出したら家賃がいくらになるかを
研究しましょう。
それをいくらで買えば、
いくらの利廻りになるかが計算できます。
もちろん、手堅く見積る必要がありますが。

次ぎに借手が容易に見つかるかどうかです。
いま借りている人が出て行っても、
すぐに次の借手が見つかるかどうかです。
そのために1番大切なのはロケーションでしょう。
駅前の商店とか、オフィスなら
相当草疲れているものでも大丈夫でしょう。
マンションならロケーションのほかに
管理がちゃんとできているかどうかも大切なことです。
不動産というくらいですから、
その値打ちを決定するのはどこにあるかということです。
一にもニにも、三にもロケーションです。
安値に惚れるのが一番いけません。


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2001年5月4日(金)

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