第456回
レストラン業に人気が集まっています

サービス業に従事する人は
生産事業に従事する人よりも多くなりました。
アメリカでもそうですが、
日本でも同じことが起っています。
大学を出て、レストランで皿運びをやるなんて
という時代もありましたが、
いまは皿運びをする人も、
石油スタンドでタイヤを洗ってくれる人も
大学出は珍しくありません。
大学生が特別な存在でなくなったこともありますが、
職業にも貴賤はなくなったし、
成り手の少ない職業の方が
報酬の多くない時代になったのです。

しかし、そういう時代になっても、
カッコがよくて若者に人気のある職業もあれば、
カッコとはあまり関係がないけれど、
お金のよく儲かる商売があります。
スポーツ選手とか、シンガーとか、タレントは
若者のあこがれの的だし、
うまく成功したら、収入もバカになりません。
でも成功する確立は万に一つもないのは常識ですから、
一般の人にとっては夢物語でしょう。

それに比べると、お金の儲かる商売の方が
ずっとチャンスがたくさんあります。
それも時代によって新しいチャンスが次々と訪れますから、
注意深く観察してチャンスの前髪をつかむことです。
たとえば、これから多くの人たちが
「遊び」と「食べること」と「旅行」に
お金使うようになるとすれば、
その中のどこかに位置してチャンスを狙えばいいのです。

任天堂だって、百円ショップ・ダイソーだって
遊びを売っています。
一番衰えを知らないのは恐らくパチンコ店でしょう。
いつも強盗に狙われるのは
パチンコの景気引換場だったりするのを見ても、
キャッシュがどこに集まるか、
強盗でもよく知っているということです。
みんながあまり気づかなくて、
私がかなり前から気をつけているのは
新しいレストラン・チェーンの誕生です。
マクドナルドやスターバックス・コーヒーのような
軽食もその中に含まれます。
どこの生まれかは関係ありません。
人気を呼んだ人が集まってくれば、成長産業になるのです。


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2001年6月9日(土)

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