第457回
レストランは成長産業なんです

レストラン・チェーンが有望だと言いましたが、
もう既にできあがってしまった
レストラン・チェーンのことではありません。
これから新しいチェーンが
誕生する素地があるという意味です。

既存のレストラン・チェーンで、
とてもいい業績をあげている会社はいくつもあります。
日本ケンタッキー・フライドチキンは
50円で年に200円も配当しています。
過去の利益を3年に分けて
株主に分配しているために一時的に起っていることですが、
いまでも額面50円に対して
一株当り100円の税引後利益はあげています。
日本マクドナルドは8月に上場予定ですが、
この不景気の中で次々と値下げ攻勢をくりかえして
空前の好業績をあげていますから、
恐らく大へんな人気を呼び、
株もかなりの高値をつけることでしょう。

和製レストラン・チェーン店にしても、
すかいらーくは手堅い経営で、
年に一株当り103円の利益を計上しています。
また一時期倒産して西部の傘下に入った牛丼の吉野屋は
松屋フーズに安売り競争をしかけれらていますが、
それでも一株当り98円の利益をあげています。
競争をしかけた方の松屋フーズも
一株当り104円の利益をあげていますから、
レストラン商売って儲かる商売なんですね。

みながそのことに気づかずに、
レストランや料亭を景気不景気の影響を受けやすい
難しい商売と思い込んでいるのは、
現実にそういう実例をたくさん見ているからです。
俗に水商売というように、
飲食業は雨がふっても影響を受けるし、
急に寒くなっても客足が遠のきます。
お金の流れの影響ならもっと受けます。
だから不安定で大きくならない商売と思われがちですが、
時代が変わると
「彼は昔の彼ならず」なんですね。
嘘と思ったら、会社四季報を一頁一頁、
丹念にのぞいて見て下さい。
製鉄会社や造船会社や建設会社は
一株当り10円も利益をあげたらオンの字ですが、
レストラン・チェーンで
一株50円以上の利益をあげている会社は
20以上もあるんです。


←前回記事へ

2001年6月10日(日)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ