第464回
北京で超高級マンションはいかが

北京でいま一番の高級住宅地として開発されているのが
大使館の集中している亮馬河の河っぷちです。
その河っぷちにルフトハンザのセンターがあり、
その隣りにケンピンスキー・ホテルがあります。

私はケンピンスキー・ホテルと河を挟んだ向い側に
「三全公寓」という高級マンションを建てました。
27階建の建物が3棟あって、320室ほどあります。
私はそのマンションの最上階に住んでいます。
テニスコートやゴルフの練習設備もあれば、
温水プールやカラオケやスカッシュの設備もあります。
いまのところは、
北京一、設備のよい高級マンションですから、
海外から北京に進出してきた外国企業の代表者が
かなり住んでいます。
日本の企業の総経理さん(社長)も65世帯おりますから、
国別に居住者の統計をとったら、
中国大陸に対する各国の投資の比率が
推測できるかも知れません。

私が視察団の皆さんをこのマンションに案内したのは、
北京の不動産投資の現状を理解してもらうためです。
日本では経済成長も終わり、
土地や不動産の値下がりで
不動産市場は冷えきっていますが、
中国はまだこれからです。
この3、4年、北京や上海でも
不動産も家賃も大暴落をして、
一時はどうなるかと心配しましたが、
ここのところで北京のオフィスの家賃は
倍にも値上がりをしました。
次はもしかしたらマンションの番になるかも知れません。

「三全公寓」には既にお客の入った物件が
いくつか売りに出ています。
日本では低金利の上に不動産の利廻りもよくありません。
それに比べると、北京では10%くらいには廻りますから、
税金や管理費を払ってもまだかなりの手取りがあります。
食指の動く方はまたこの次のツアーに参加して
ご自分の目で現物のをごらんになって下さい。
私は自分で住んでいるほか、家賃ももらっていますが、
国際的な危険分散の1つの例と思っています。
出稼ぎは人間だけでなく、お金にもやらせるのが
グローバル化時代のやり方でしょうね。


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2001年6月17日(日)

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