第471回
「ここが違う、ここも違う」を読んで下さい

ここのところ、私の本が立て続けに出ています。
ことしになって、単行本だけで6冊、文庫本が3冊、
続けてあと2冊出る予定になっています。

どうしてかというと、77才で死ぬ予定をたて、
多くの連載が77才の誕生日前夜に終わるように
計画的に執筆してきたからです。
ところが、予定通りに死にそうもないので、
本ばかりたくさん出版されて、
読者の皆さんに迷惑をかけているところです。
「ここが違う、ここも違う」は昨年から今年にかけて、
「プレジデント」誌で、私が時間の変化を念頭において、
先端を切って走る11人の経営者にご登場いただいた
対談集です。
デフレの時代になると、安値競争になりますから、
コストを下げることがメーカの最優先目標となります。
また、安く仕入れられることが
流通業者の勝負の仕所でもあります。
消費者としても、どこに行ったら安く物が買えるかが
財布の紐をゆるめる一番大きなきっかけになっています。

そういう時代の流れにうまくあわせることに成功したのが
百円ショップ大創の矢野博丈さん、
ユニクロの柳井正さん、またはハナマサの小野博さんです。
いち早く生産基地を中国に移転した
船井電機の船井哲良さん、
大企業では松下電業と日立建機を代表して
それぞれ少徳敬雄さんと植田恭一さんに
お話をしていただきました。
またいま脚光を浴びている
もう一方の旗頭であるIT関係では、
アジア各地に5000社の会員を持つ
インターネット情報のNNAの澤野和彦さん、
パンストの製造機械から液晶製造機械に見事に転身した
タカトリの高鳥王昌さん、
ビター・バレーという新語を作った
ネットエージの西田潔さん、
また通信販売業とレストラン産業に新風を吹き込んだ
ベルーナの安野清さんと、
グローバル・ダイニングの長谷川耕造さんと
合計11人の方に遠慮のない質問に答えていただきました。

「ここが違う、ここも違う」
というタイトルは私がつけたたものですが、
どこが違うかはお読み下さればすぐにわかります。
人と違うことをやらないといまの時代を
うまく生き残れないのです。


←前回記事へ

2001年6月24日(日)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ