第479回
コンピュータの後ろの席に座っています

コンピュータを扱えないと
時代遅れになるのではないかと心配して、
ピエール・カルダンも、
コンピュータの勉強を2,3ヶ月やったそうです。
でもコンピュータが使えても使えなくても、
意志決定に関係がないことがわかって、
コンピュータは弟子に任せるようにしたと
自伝の中で書いています。

私はインターネットに
ホーム・ページを持つようになっても、
相変わらずコンピュータの後ろの席に座っています。
はじめてマイカーを買った時は、
自分でオーナー・ドライバーとして
自分の車を自分で運転しました。
でも車を次から次へと換えて、
最後にロールス・ロイスになった時は
やむを得ず運転手に任せるよりほかなくなりました。
ロールスの先端に純銀の天使の像が飾ってありますが、
路上駐車をして、あれを1つもぎとられると、
30年前まで、1個35万円も払わされたのです。

やっぱりロールスに乗ると、
ガソリン代がいくらかかるとか、
運転手に払うサラリーがいくらかかるかとか、
気にしてはいけないのです。
以来、自分で車と運転したことはありませんが、
「昔とった杵づか」で、どの道を通ったら、
渋滞にあわないですむかは、いまでもとても気になります。

そういう目で運転手の道の選び方を見ていると、
この時間にこの道に曲ったら、
渋滞の中にまき込まれるなと私が考えている道に
平気でハンドルを切ったりするんですね。
むろん、私が間違えることもありますが、
私よりずっと無神経に運転をする人は
いくらでもいるのです。
そう思うようになったので、
自分でハンドルを握らなくなった分だけ
口やかましくなってしまいました。

インターネットの使い方についても
似たようなことが言えます。
テーマの運び方、文章の書き方、
どんなことにみんなが関心を持っているのか、
どんなことになら
インターネットは使えるのか、
短い間にとても勉強させていただきました。
おかげさまで中小企業庁のITフェアのメイン講師まで
つとめさせられたくらいですから。


←前回記事へ

2001年7月2日(月)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ