第500回
十月は蜀の都、成都に行きます

私が成都市をはじめて訪れてから
既に9年たっていることを思い出させてくれたのは、
つい最近、企業誘致のために
東京へ見えた成都市副市長の何紹華さんでした。
西部大開発はいま中国の最大のプロジェクトに
数えられていますが、
その中心地は成都市です。

9年前に四川省の開発に力を貸していただきたいと言って、
北京まで私を迎えに来てくれたのは、
のちに四川省長になった宋宝端さんですが、
その頃何副市長は成都市の主任秘書をやっていました。
飛行場への送り迎えや滞在中のスケジュールは
すべて何さんがやってくれていました。
のちに経済担当の副市長さんに昇進されたので、
人口1000万人の成都市への企業誘致も
何さんの重要な仕事の1つです。

成都市というと、地図の上でかなり内陸地帯にあるので、
開発の遅れた過疎地域と考えられがちですが、
見るときくとは大違いで、
成都は、北京・上海・天津についで大都市に数えられ、
四川省では最近、重慶市が
4つ目の直轄市として分離されましたが、
モダンな高層建築の多いことでも、
他の大都市に少しも劣りません。
私は頼まれて、東京で言えば、
銀座のド真ん中にあたるところに
ショッピング・センターをつくり、
いまイトーヨーカ堂が
キイ・テナントとして活躍しています。
ヨーカ堂も開業当初は勝手がわからなくて
モタモタしていましたが、
1年あまりでうまく対応できるようになり、
昨今では土日祭日になると、
足の踏み場もないほどお客が入っています。

何副市長は私が
大きなプロジェクトを消化してくれたことも、
イトーヨーカ堂を誘致してくれたことも
感謝していましたが、
ことし9月の投資視察団は北京→温州→紹興→上海なら、
10月は北京→成都→上海にして下さい。
必ずそうして下さいね、と何回も念を押して帰りました。
9月の旅行団は
あッという間に満杯になってしまいましたが、
ことしは多分、
10月にもう1回やっておしまいになると思います。
そのスケジュールをいま組んでいるところですが、
成都まで行きたい人はぜひ参加をして下さい。


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2001年7月23日(月)

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