第506回
引越しは捨てることからはじまります

引越しをすると気分一新しますから、
精神的に行き詰まったら、
引越しをすることをおすすめします。
でも引越しには気苦労も多いし、時間もとられるし、
とりわけお金がかかります。
テレビで引越し専門の運送屋のコマーシャルが
よく出ていますが、
そういう会社の決算書を見ると、
とてもよく儲かっています。
ということは引越しに
法外な費用がかかるということですから、
引越しにお金のかからない方法を考えないといけませんね。

そのためには何よりも身軽になることが必要です。
1つところに長く住んでいると、
アカやお金よりも荷物の方がよく貯まります。
私などは職業柄、印刷物の山の中に埋まってしまいます。
仕方がないので、荷物ごと家に残して
単身でよそへ脱け出してしまいますが、
新しいところでもまた同じことが起りますから、
またまた脱出を試みることになります。

私は普通の人に比べると行動半径が大きいので、
次々と引越しができますが、
常識的には引越しをしようと思えば、
先ず荷物を捨てることからはじめるよりほかないでしょう。
そのためにはかなりの決心が必要です。
しかし、実はそういう決心をすることが、
とかくマンネリ化しがちな人生には
時々、必要なのです。

引越しをするためには
先ず捨てることからはじめなければなりません。
何を捨てて何を残すかは
人によって取捨選択の基準が違いますが、
そういう基準を決めることが
人間に新しい生き方を教えてくれるのです。
いずれ死ねば全部捨てることになるのですが、
せめて生きている間は
自分で何を捨てるか決めることが肝心です。
つまり何を捨てるかが
その人の次の成長につながっていくのです。

たとえば引越しをするためには
次に住むところを選択しなければなりません。
次にやる仕事のために
引越し先が決まることも多いでしょうが、
その場合だって生き方は変わります。
仕事が変わらない場合も、
荷物を捨てるために引越しを考えることはいいことです。


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2001年7月29日(日)

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