第508回
いま都心部に静かなるマンション・ブーム

私の東京の家は代官山というところにあります。
私が引越してきた頃はごく普通の住宅街でしたが、
いまは一歩そとへ出ると、
大使館や若者たちの集まるムードのある
ファッションの街になっています。
美空ひばりも私よりあとに引越してきましたが、
この間、亡くなった盛田昭夫さんの家もすぐ近くです。
また私の家の道を隔てたお向かいは
高見山が現役時代に建てた家ですが、
丸八真綿のコマーシャルによく出ていましたから、
丸八真綿からもらったお金で建てたに違いないと
にらんでいます。

周囲は見違えるほど賑やかになりましたが、
私の住んでいるところはいまも閑静な住宅街なので、
住むのには不自由していません。
ただ子供たちもみな巣立ってしまったし、
夫婦2人だけですむには広すぎるし、
将来、お手伝いさんがやとえなくなった時は
(お金が払えなくなった場合も含めて)
留守番がいなくなる心配もあるので、
(セコムに頼んでいますが)
時々、もっと小さなマンションに引越そうかと
家内と話をすることもあります。

うちの家内は引越しをする積りがあってもなくても、
新築マンションの案内が来ると
必ずのように見に行く人ですから、
青山から渋谷、代官山、目黒あたりのマンション事情には
精通しています。
私も時々、おつきあいをさせられて、
新築マンションの案内所や
工事現場を見に行くことがあります。

いま都心部に計画されているマンションは
いままでに比べると、
1つのプロジェクトのスケールが大きくなり、
且つ高層化が進んでいます。
新しいマンションほど建物のデザインも
住み心地も改善されているし、
売り値もリーズナブルになっています。
高いもので坪売り500万円、
ほぼ同じロケーションにあって300万円台のものなら、
売り出した途端に満員御礼が出ているようです。
この現象をあなたならどう考えますか。


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2001年7月31日(火)

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