第509回
新築マンションの購入には賛成です

いまマンションを買ったものかどうかとよくきかれます。
マンションを買う人には自分で住むために買う人と、
他人に賃貸しをして
収入を得るための投資対象として買う人と
2種類の人があります。

投資対象として買う人は、収入を得ることが目的ですから、
投資額に対して利廻りがいくらあるかが最優先の条件です。
次に借りていたテナントが出た場合、
すぐ次の人が入ってくれるロケーションと
設備になっているかどうか、です。
もちろん、そのためには
ビル全体の管理がよくできているか、
また住み心地がよいかどうかも、
欠くことのできない条件です。

新しいマンションは中古のマンションに比べると、
値段も高いし、また賃貸しされることを念頭においた
設計ではありませんから、
投資向きにはできていません。
自分で住む積りで購入して、転勤その他の都合で、
一時的に賃貸しに出す場合は別ですが、
投資のためにマンションを買う人は
中古の中からその目的に合致した物件を
みつけるべきでしょう。

反対に居住用としてマンションを手に入れる人は
どうせ住むなら最新設備が整って、
しかもどこに行くにも
便利なロケーションにある新築マンションを
選ぶにこしたことはありません。
その代わり一昔前のように、
不動産は財産であり、
時と共に値上がりするものだという考え方は
捨てなければいけません。
地価が下がった上に、昔に比べて建ぺい率がふえて
空間を利用する度合いがふえたので、
土地の稀少性はなくなってしまいました。
しかも住む家がないわけではなく、
もっとスペースの多いところに
引越したい需要だけなんですから、
自動車の買い換えと原則的に同じだと思えば、
自らどういうお金のやりくりをすればよいか
わかるでしょう。

ローンを組む場合でも、
無理な借入れにならないことが大切です。
そういう計算さえできておれば、
金利の安い時ですから、あまり心配なことはありません。


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2001年8月1日(水)

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