第532回
こんな人はいませんか

日本人の所得は世界でもトップか、
それに近い水準にありますから、
給料だけで満足できる人は日本国内で仕事さえあれば、
生活は安泰です。
しかし、収入の多寡にかかわりなく、
仕事に生き甲斐を求める人や
一旗あげないと気のすすまない人は
それだけでは満足できません。
面白ければ、どこにでも出かけたいと考えている人は
たくさんいます。

日本の企業から派遣されて海外に勤務するのなら、
国内でもらう以上の報酬が期待できます。
しかし、現地の企業に就職するとか、
自分で事業を起す場合は、
現地並みの収入にありつくことができたらいい方でしょう。
将来、経営者の仲間入りをして
高額の報酬を得るようになれば別ですが、
日本人であるが故に日本並みの収入を得ることは
ほとんどできない相談です。
国際交流が当り前になって、
どこの国の人というよりも、
能力本位で報酬をきめるようになったら、
高い給料をもらっていたことが
却って仇になることもあります。

そういう考えで
新しい海外事業をスタートさせるべきだと思ったので
給料は現地並みか、現地採用並みだが、
その代わりボーナスは
利益の中から利益幅に応じて支給する方法を
私は提案しました。
また他所者は住宅がありませんから、
住宅だけは会社から提供してもらう条件をつけました。
皆がそれにすぐ同意してくれましたが、
グローバル化が進めば進むほど
国境をこえて今後こうした給与体系ができて行くだろうと
私は思っています。
いまはその試行錯誤をやっているところです。

こうして一応はスタートしましたが、
たちまち人材に不足をきたすところまで
来てしまったようです。
恐らくまだ2人や3人は、
同じ志を持った人が必要になるでしょう。
艱難困苦をいとわず、海外でもどこでも遠くに行って
夢を実現することを躊躇しない
30才前後のベンチャー青年はいませんか。
いましたら、履歴書・写真・身上書同封の上、
東京都渋谷1-6-10 邱永漢アジア交流センターに
申し込んで下さい。
思わぬ道がひらけて行くかも知れません。


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2001年8月24日(金)

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