第542回
おーい、パン屋さんよ、ケーキ屋さんよ

中国人の胃袋は
フランス料理よりもイタリア料理を受けるスペースが
大きいと私は見ています。
中国料理とフランス料理は
世界を代表する東西の双璧ですが、
どういうわけだかフランス料理は、
中国人の間ではあまり多くのファンを持っていません。
フランスに留学に行った中国人は
周恩来や小平に代表されているように
結構、多かったのに、フランス料理を持って帰る人は
ほとんどいませんでした。

もしかしたら、料理のレベルがほぼ同じレベルにあって、
中国人にライバル意識が強かったからかも知れません。
あんなもの、うちらの亜流さと中華意識が
食べるより先に働いていたのかも知れません。
本当を言うと、台湾や香港でもそうでしたが、
大陸でもパリの3つ星のレストランのようなフランス料理に
出合ったことは一ぺんもないのです。

それがマクドナルドやケンタッキー・フライドチキンと
まずい順序にはじまって、
次はピザハットということになると、
ピザハットよりましなイタリア料理が
そろそろ受け入れられる番かな、
という気がしてくるのです。

同じように、スタート・ラインに並んでいるのが
パン屋とケーキ屋、
それから日本式焼き肉屋ではないでしょうか。
粉食は中国では昔からありますが、
日本のようにパン食が
若者の間に普及するきっかけがなかったので、
西洋風のパンはいまだ低いレベルにとどまっています。
品質においても、消費量においても、
日本より遥かに遅れています。
ケーキについてもほぼ同じことが言えます。

でもアメリカをはじめ、
世界中に留学する中国人は日増しにふえていますし、
WTOへの加盟をきっかけに、
中国に進出する外国企業は急増する傾向にあります。
そういう人たちの居住する北京や上海で、
程度のいいパン屋やケーキ屋に
ぶつかったことがありません。
日本にはそういうところに目のつけるパン屋やケーキ屋は
1人もいないのでしょうか。


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2001年9月3日(月)

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