第591回
留学は外国人の友達をつくるチャンスです

大学で勉強したことは社会に出てから
あまり役に立ちません。
だから大学を出なくても仕事をやるのに困ることは
ありません。
それどころか、名だたる成功者の中には
大学に行かなかった人とか、大学中退者がたくさんいます。
ビル・ゲイツだってそうだし、
田中角栄だってそうです。
小説家で言えば、吉川英治とか、長谷川伸という人たちは
小学校卒で幾多の名作を残しています。

私は学歴を見て人を評価することはありませんが、
学校へ行ったものかどうかと相談を受けた時、
学校の勉強は適当にサボってもいいけれど、
卒業証書をもらっておいた方がいいでしょうと
アドバイスをします。
平凡な人生を送る大半の人によって、
学歴は世渡りには便利なものだし、
もし学歴がないと、実際には役に立たないのに、
学歴を持った人に対して
一生、インフェリオリティ・コンプレックスを抱いて
すごさなければならないからです。

もう一つは大学に行くと、
ほぼ同年輩の人と友達になるチャンスに恵まれます。
若い時の友達が一生の友達になるとは限らないけれど、
利害関係のない時に親しくなった友人の中には
一生の友達になれる人がいます。
一生の友達でなくても、
社会に出てお互いに助け合う関係になる人もいます。

特に留学に行ったり、向こうが留学に来たりして、
外国人と友達になることは、
学生の最大の特権と言ってよいでしょう。
違う国の人と知り合いになれば、
自分の知らなかったことを
たくさん知るチャンスに恵まれます。
誘われて向こうの家に呼ばれたり、
一緒に旅行したりしたことがきっかけになって、
「大学を出て一流社会に就職して」
というありきたりのコースを断念してしまった人も
たくさんいます。
自分の人生の可能性に挑戦したかったら、
留学に行って外国の留学生と知り合いになることです。
アメリカに留学してアメリカ人だけでなく中国とか、
タイとか、インドネシアの友達が出来るのは
とても素敵なことと思いませんか。


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2001年10月22日(月)

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