第734回
地方でできる新しい仕事はこれです

広島県の三次市というところに
講演を頼まれて行った時のことでした。
三次と書いてミヨシと呼ぶのですが、
同じ広島県でも島根県に近い山の中です。

私に講演を依頼したのは地方のトラック協会だったので、
私は日本の産業構造が変化したために、
付加価値が消えてなくなってしまい、
大半の工場が海外に移転せざるを得なくなってしまった。
デフレになると、
それだけ生産する商品も少なくなるから、
荷動きも少なくなって商売の減るのは防ぎようがない。
同業者はいまの半分で足りるから、
自分から率先して新しい商売に移るか、
同業者が倒産するのを辛抱強く待って
最後まで残るかどちらかですね、
と言った意味の意見を述べました。
それは誰もが実感していることですから、
すぐにもわかっていただけることです。
でもいざ商売替えということになると、
おいそれとは行かなくなります。

私がこんな山の中だからどうか知りませんが、
いま日本国中で後継ぎがないために
農地がガラ空きになりつつあります。
このまま放置しておいたら、
いまに荒野になってしまいます。
最近は安い農作物を近隣諸国から入れはじめましたが、
農作物を輸入するくらいなら、
たとえば中国の四川省とか雲南省とか甘粛省あたりから
農民を1組100人くらいの単位で入国させて、
3年たったら必ず帰国させるようにしたら
どうでしょうか。

先ず働き手のない農村のスキマを埋めるのですから、
他人の邪魔にはなりません。
また3年をくぎって次の人たちに交替してもらいますから
長く居座られる心配もありません。
農地も荒れないですみますし、
輸入品と競争できますから、
セーフ・ガードの発令をして
国際摩擦を引き起こす心配もありません。
問題は入国管理局がそれを認めるかどうかに
かかっていますが、
皆さんはどう考えますかときいたら、
途端に皆の目がランランと輝くようになりました。
自分の身の廻りですぐにもできる仕事だと
納得した人が多かったからだと思います。


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2002年3月14日(木)

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