第738回
北京のメニューは邱家菜です

いつもは中国のエアラインを利用していたのが、
今回は香港まわりのせいもあって、
成田発も関西空港発もほぼ同じ時刻に着く
全日空と日本航空になったので、
到着した晩に皆で一緒に食事ができるようになりました。

北京には私の舌を堪能させてくれるレストランが
なかなか見つからないので、いつも苦労していますが、
今回、北京ダックは有名な全聚徳をやめて、
もう1軒の有名店である便宜坊に変えました。
また翌日の昼食は
北京に2軒ある開封第一樓のうちの1軒に、
私がひいきしている小籠包子を食べに行きます。
西安は餃子が100種類もあるので有名ですが、
開封第一樓の小籠包子も10種類以上あって、
それが全部1通り出てきます。
新宿高島屋には台湾で有名な鼎泰豊の小籠包子の店があり、
いつも行列をしていますが、
開封第一樓の小籠包子はその元祖みたいなものです。
日本で誰か店をやりたい人おりませんか。
きっと行列ができてしまいますよ。

夜はうちのマンションに新しくできた
一品魚翅というレストランで邱家菜のメニューがでます。
もともとこの店は
フカのヒレとアワビを得意とするレストランですが、
今回はわざわざ香港に足を伸ばして
世界一の中華料理店福臨門で食事をしますので、
違うメニューにしろと言ったら、
何とメニューの半分以上が邱家菜になってしまいました。

邱家菜とは邱家の家庭料理という意味で、
私の家でお客をもてなす時に出す料理のことです。
はじめは福臨門に勉強に行けるように
福臨門の社長に頼んであげる積りでしたが、
考えなおしてことしの正月、家内と一緒に北京に行った時、
うちの家内が自分の家の手料理を10種類ほど
若くて研究心のあるコック長に教えたのです。
それがお客の評判になって、
店の売上げもグーンと上がったとか。
まさか我が家の料理が北京で人気を拍するようになるとは
思いもよりませんでしたが、この調子だと
もしかしたら北京に定着するかも知れませんね。
私たちが経営している店ではありませんが。


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2002年3月18日(月)

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