第762回
高山病を物ともしない人はどうぞ

ラサは誰でも1回は行ってみたいところですが、
海抜3650メートルの高地にあります。
高地は低地に比べると酸素が稀薄で
人によっては高山病にかかる人がいます。
高山病にかかると、気分が悪くなってクラクラしたり、
頭が割れるように痛くなったりします。

そういう人のためにラサのホテルには
各部屋に酸素のボンベが備えつけられていて、
気分の悪くなる人はそのお世話になることがあります。
前に新疆自治区のカジュガルからカラクリ湖に向う時、
用心のために酸素のボンぺを買わされたことがありますが、
結局、そのお世話にならずにすみました。

一昨年、揚子江の水源地にあたる九寨溝に行った時は
車で海抜5000メートルのところまで登りましたが、
何の異変も起りませんでした。
高山病になるかならないかは体質の問題で、
年齢とは関係ないと言われています。
私はことし78才で、
毎月1回は心臓の医師にかかっています。
それでも怖がらずに行くのですから、
20代や30代の人が尻込みすることはないでしょう。
運悪く高山病にかかった人は
ホテルで私たちがポダラ宮やシガツエから帰ってくるのを
辛抱強く待つ覚悟さえあれば大丈夫です。

それだけの覚悟のできていない人は
チベットはあきらめて、
蘭州、敦煌に行くシルクルードの旅まで待って下さい。
反対に好奇心の塊まりで、
何でもこの目で見、身体で体験しないと気のすまない人は
6月にはチベットに行き、
(多分、8月には)蘭州、敦煌にも同行して下さい。
但し、どちらもラサや敦煌は歴史の勉強にはなっても、
商売の勉強にはなりません。
新しいビジネスの可能性なら、
何と言っても北京から上海、
わけても上海ということになります。
高山病になる心配も勘定に入れて
私と行動を共にすることのできる人は、
邱永漢アジア交流センターまで電話をして下さい。
電話は03-3400-9393です。


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2002年4月11日(木)

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