第768回
仕事をこなす要領を覚えて下さい

世の中には仕事のきちんとできる人と、
ちゃらんぽらんにしかできない人がおります。
ちゃらんぽらんにしかできない人は
労働時間の切売りをしているようなものですから、
時間がきたら、机の上の物を片づけたり、
作業服を自分の服に着替えて仕事場をあとにします。
それで無事につとまっているのは、
それで間に合う仕事がたくさんあるからです。

仕事のきちんとできる人は
効率よく仕事を進めることに頭を使います。
出入国のパスポートにスタンプを押してもらうために
行列をしているとよくわかります。
同じような長い行列のどちらに並んだかによって、
さっさとゲートが通れる人と
なかなか自分の番まで来ない違いが
はっきり出てきます。
月給は同じなのに倍こなす人と
半分もこなせない人がいるのです。

月給を払う立場から見たら、
誰だって効率のいい人を選びます。
できることなら、1人こなしたらいくらと言う
出来高払いにしてくれないかと言いたくなります。
でもそういうシステムになっている仕事場は少ないし、
効率よくこなせる人が同僚の倍仕事をしているのだから、
サラリーを倍にして下さいと要求することもありません。
その代わり見ている人はちゃんと見ていますから、
そういう人を引き立ててもっといい職場に持っていきます。
組織の中にあってもそういう人は立身出世が早いのです。

人と同じように働いても人より早く仕事の片づく人は
人より多くの仕事ができます。
それは生まれつき要領がいいという場合もありますが、
訓練によって要領がよくなるという場合もあります。
人の倍も仕事がはかどるようになれば、
倍の仕事量をこなすか、
余った時間をほかの仕事に使うこともできます。
また創意工夫によって
新しい仕事を考え出すこともできます。
人に言われなくとも、
そういう工夫のできる人は人の倍も仕事ができるのです。
しぜん上司に認められる機会も多くなり、
組織の中で目立つ存在になります。


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2002年4月17日(水)

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