第783回
あなたも成り金の仲間入りができます

今度NHKの2時間番組世界潮流2002第2回
「巨龍世界へ − 中国経済・躍進の行方」
(5月25日(土)22時よりNHK衛星第1放送にて放映)
の取材に参加して、北京 − 上海と歩き廻りましたが、
改めて成長経済に突入した中国の
スピードの早さに一驚しました。

私は10年前に今日の中国を予想していましたので、
意外さはありませんが、それをテレビにおさめて見ると、
野っ原の中に大都会が突然出現した
上海の浦東地域に代表されているようなことが
全国的に起っているのです。
小平が4つの経済特区を
・珠海・汕頭廈門につくった時から
24年たちましたが、
いまや全国で500にのぼる開発区が先を争って
外国企業の誘致に力を入れています。
日本は外国資本に支配されることをおそれて
外資に対してきびしい制限をしましたが、
中国はどこの国の資本であれ、
国内で稼働すれば中国経済に繁栄をもたらすと信じて
外資の導入に積極的なので、
日本で20年かかるところを10年で仕上げています。

私が10年前に訪れた時は、
北京も上海もふつうのサラリーマンの平均給与は
300人民元でしたが、
いまは大学出の初任給が千元になっています。
所得水準は10年で3倍と考えていいでしょう。
既に成長経済はテイク・オフしているので、
恐らく次の10年も3倍の成長をすることが期待されます。
富のふえ方を見ると、いままでの3倍よりは
これからの3倍の方が遥かに大きな数字になります。
300元が千元になるのと、千元が3千元になるのとでは
700元と2千元の違いがありますから、
市場の大きさが大きく変わります。

ですからこれからの10年で中国には
大へんな数の成り金が誕生することになる筈です。
日本がどうなるかを心配するよりも、
その中にもぐり込めばいいのです。
外資を歓迎しているというのに、
どうしてそっぽを向く
つむじ曲りになる必要があるのでしょうか。
成金になるのだって容易なことではないのです。
知恵と実行力を持った人だけが成金になれるのです。


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2002年5月2日(木)

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