第803回
年産千万台ももう目の前です

日本国中が自動車ブームになって、
自動車メーカーは花形株になりましたが、
メーカー同士で大へんな競争をしますから、
優勝劣敗が起って、淘汰されるメーカーも現われます。
たまたま運よくトヨタやホンダの株を買った人は
大いに報いられましたが、
日産にしても、マツダにしても、
また三菱自動車以下ピンチに追い込まれたメーカーの株を
持っていた人もいるわけですから、
自動車株を買ってひどい目にあった人も
数え切れないくらいたくさんおります。

自動車ブームになれば、業界のスケールが
幾まわりも大きくなることは間違いありませんが、
うまくそれに乗れるとは限りません。
ブームの起るところでは必ず業界1位、
少なくとも2位までの株を買うに限ります。
3位以下は倒産に追い込まれたり、
吸収合併されてしまうことが考えられるからです。
その点、自動車ブームによって必ず潤う業界があります。
日本では私は建設株とか橋梁株に目をつけたのですが、
これはかなり正鵠を射ていました。

約3、40年遅れて
いま中国でもマイカー・ブームが起っています。
人口が日本の10倍あるところで、
マイカー・ブームが起ると、
そのスケールから言っても、
それが引き起こす社会的な変化の大きさから言っても、
日本人の想像を絶するものがあります。
もし中国で
日本の人口比自動車保有台数と同じことが起るとしたら、
中国の陸上を走る自動車の数は8億台になります。
いくら広い土地と言っても、
8億台の自動車が一せいに走るようになったら、
ガソリンの消費量も大へんなことになりますが、
8億台の自動車が吐き出す排気ガスの量は
どういうことになるのでしょうか。

そういう可能性に挑戦すべく
日本をはじめ、世界中の自動車メーカーが
いま一せいに中国に進出して量産に乗り出しました。
年に1千万台くらいの新規登録は
指呼の彼方に見えてきました。
1社につき年産百万台が目標になるのは
とりあえず中国大陸ということになります。


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2002年5月22日(水)

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