第812回
幼稚園と安心班の先生いませんか

中国大陸もそうですが、
台湾でも若い女性から中年の主婦まで
働きに出ている人が大半です。
結婚して子供ができてからも、仕事を続ける人が多いので、
朝、仕事に出かける前に
子供を幼稚園や小学校に送ってから、
自分の仕事に向います。

でも幼稚園や小学校は夕方前に終わってしまいます。
母親が迎えに行くまで、子供をどうすればよいか、
親として心配でなりません。
そういう子供たちを預かって、補習をしたり、
礼儀作法を教えたり、適当に遊ばせたり、
おやつをくれたりする塾のことを
安心班と呼ぶことについては前回で述べた通りです。
安心班とは言い得て妙だと思いませんか。

そういう安心班が台湾だけでも何万とあります。
女性の仕事としては、資格を持っておれば、
普通に勤めているよりはいい収入があると言われています。
しかし、子供が不良になるのではないかと
親が心配するのは低学年の時よりも
むしろオトナに近づく年齢になってからでしょう。
ですから中学生相手の安心班もあります。
要するに、親が目の離せない年齢の子供に
親代わりをしてもらうのが安心班です。

私が台湾に持っているビルの1つは
小学校と隣り合わせです。
もう1つは来年完成する中学校と隣り合わせになります。
小学校と隣り合わせのビルの3階は
全部安心班でうまってしまいました。
その1階に幼稚園をつくったらどうかというのが
私の提案です。

もしそれがうまく行ったら、
次は中学生の安心班をどうつくるかという仕事が
控えています。
学校の勉強の補習もありますが、
パソコンの使い方から
英語が上達してアメリカ留学に行くのに不自由しない訓練も
必要でしょう。
いまは日本語は学校の必習課目にはなっていませんが、
台湾の人が中国語以外に英語と日本語ができたら
鬼に金棒ですね。
色々考えると、夢はいくらでも広がりますが、
とりあえずいま必要なのは幼稚園の先生です。
誰か台湾で幼稚園の先生を志望する人いませんか。


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2002年5月31日(金)

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