第907回
辛口の星占いは退屈しませんよ

「ほっぷ、すてっぷ、スランプ」というのは
うちの娘の世賓が20年も前に書いた星占いの本です。
この本が単行本として出版された時、
タイトルを見たプロデューサー業界の大御所である小谷正一さんに
「とてもいい題ですね」と誉められたことがあります。

「読めばカッとする。カッとすれば立ち直る。
 そっと読もう自分の弱点、みんなで笑おう人の弱点」
と娘が自分で書いた帯の文句を見て、
父親の私がゲラゲラ笑ったことがありました。
確かに自分の生まれた星のところを見ると、
オレこんなにひんまがった性格なものかと頭に来てしまいます。
でも、身内の者や友だちの星のところを見ると、
「そうだ。あいつは確かにこの通りだ」
と思わず拍手喝采したくなってしまいます。
それほど辛口の星占いの本なんです。

それを読んだ諸井薫さんがうちの娘に
プレジデント誌に星占いのページを持つように
頼んだことがありました。
断りきれなくて1年ほど担当したことがありましたが、
どうしてもあとが続かないからと言ってやめてしまいました。
本当は母親に占いを続けることを禁じられてしまったのです。
こんなことをやっていたら、いまに女教祖になってしまう。
女の生き方として決してしあわせなことではないというのが
母親の言い分でした。

今度、読みなおして見て、
もう一ペン新しく書いてくれないかと頼みましたが、
どうやらそれだけの気力は残っていないようです。
でも小谷正一さんや諸井薫さんがほめてくれただけあって、
これだけ辛口の星占いをもう一度書きなおすのは
注文する方が無理かも知れないと思いなおしました。
それなら読んだことのない人が面白がってくれればいいのだからと
転載することを承知してもらいました。
自分の星の番が来るまで少々待ち遠しいかも知れませんが、
じれったがらずに身内や友人の星と性格が
うまく一致しているか先ず比べて見て下さい。
人の欠点なら笑いながら
「そうだそうだ」と合点できることうけあいです。


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2002年9月3日(火)

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