第1034回
3月に昆明まで旅行に行きませんか

物を買うよりも体験することに
お金を使う時代になりました。
私はエンターテインメントや
食事や旅行や美容のような体験に
お金を使わせる事業を体験産業と呼んで、
生産事業と区別しましたが、
あれからはや30年以上の歳月が
たってしまいました。
昨今のように巷に物が溢れるようになると、
物を買う意欲がなくなってしまいますから、
ほかにお金を使ってもらわないと
お金がまわらなくなって
不景気から這い上がれなくなってしまいます。

私はこのことに早くから気づき、
自分も旅行や食事に
お金を使うように心がけているし、
人にもそれをすすめ、
去年だけでも6回もこのインターネットで
皆さんに呼びかけて中国旅行に一緒に出かけています。
お金のかかる旅行ですが、
メシのまずいツアーと違って毎日毎日、
盛大に食事をするし、
中国の発展ぶりを目の当たりにして
すっかり満足して、この次はどこに行くのですか、
早目に知らせて下さいという常連もできています。

年が明けて早々ですが、
ことしの一回目の中国考察団は3月13日に出発して
北京から成都に行き、
昆明から上海へとんで、
上海から成田もしくは関西空港へ3月21日に戻る
8泊9日の旅程です。

どうして昆明かというと、
ご承知のように昆明は雲南省の省都で、
日本から一番離れた西南の果てに位置していますが、
意外なことに日本人のふるさとではないかと
言われているところです。
日本から直航便もとんでいるし、
意外なことに日本人の観光客が多いのは
ここに来ると何となくふるさとに帰ってきたような
落着いた気分になるからだそうです。
そういえば昆明から
少し離れたシーサンバーナに行くと、
屋根は日本の神社と同じ形だし、
家には縁の下があって
その上の人の住んでいる階には
部屋のしきりがありません。
その話をすると一ぺん行ってみたいと
何回も言われたことがあります。

やっとそのスケジュールを組みましたので
興味のある方は
邱永漢アジア交流センターにご連絡下さい
案内書をお送りします。
(TEL 03-3400-9393)


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2003年1月8日(水)

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