第1175回
消費税の増税はもうすぐそこです

消費税はとても巧妙にできた税金です。
買物をしたり、美容や医療をはじめサービスを受けると、
支払う金額に税金をかけますが、
消費しなければ税金はかかってきません。
従って人頭税のように
誰にでもかかってくるものではありませんから、
「なぁーに、消費しなければいいんだから、
節約になって却っていいじゃないか」
と考える人から抵抗はありません。

第二に最終消費者は
5%なら5%の税率通り税金をとられますが、
税金を受けとる側は
そっくりそのまま税務署に納税するわけではありません。
仕入れた原価に課された消費税をさしひいた
付加価値分に課せられた税金だけを払えばいいのですから、
付加価値税とも呼ばれています。
物を売る側にとってはそのぶんだけ抵抗が少くてすみます。

第三に消費税の取り方には
外税と内税の二種類があって、
日本ではヨーロッパやアメリカ並みの
外税を採用していますが、
中国大陸や台湾は内税を採用しています。
外税だと税金をいくら払ったか、
支払った人に一目瞭然ですが、
税金に敵概心を持った人の多い国では
税金をいくら払ったかわからないように、
税込みの値段で売買をするように指導しています。
輸出をした場合は原則として無税ですから、
これらの国々では一度払った消費税の払い戻しをしてくれます。
所得税や法人税のように、
人のふところに手を突っ込んで
「この金をもらうぞ」ということではありませんから、
税金をとる側にとってはとても有難い税金なんです。

その代わり老齢者や国からの援助で暮らしている人でも
消費をすると一率に消費税をとられます。
お金をあげてまたそれを取り返すのが
政府だということになります。
収入の少い老人から何も税金なんかとらなくとも
と言うのが消費税に反対した私の理由の一つでしたが、
もうみんな税金を払うことに馴れてしまいましたから、
この問題はなくなったと考えていいでしょう。
となるとあとはいつ消費税の増税をするかということが
残っているだけということになってしまいました。


←前回記事へ

2003年5月29日(木)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ