第1186回
ハーブ茶のハヤる時代がきます

「これからハーブ茶がハヤる時代が来ると見ています」
と私が書いたら、
「ハーブ茶の流行はもう終わりました。
これからは緑茶の時代になります」
と私に異論を唱えるEメールをくれた人があります。

ハーブ・ティというと、
フランス料理屋などで最後に出てくる
コーヒーの代わりをするヨーロッパの香草茶、
薬用茶のことだと早合点しているのですね。
ハーブ茶の本家は中国で
何千年の歴史の間に何百種類と言わず
人々が口にしてきたものです。
日本で茶というと、
茶の葉にお湯を注いでつくった飲物のことですが、
中国では野山の草から野菜、木の皮、
木の根などをしぼったり煎じたりした飲物の総称です。
その中にはどんな薬効があるかというものもあれば、
健康茶としてふだん飲まれているものもあります。

香港では地下鉄の出入口のところや
スーパーの飲料売場にも並んでいるくらいですから
生活の中に溶け込んでいることがわかります。
香港のハーブ茶の会社に
最近コカ・コーラが資本参加したとか、
しないとか言った話もあるくらいですから、
日本もその影響を受けないわけがないと
私は考えたのです。

中国はもとより香港、台湾でも
そうした健康茶、薬茶の研究者がたくさんおり、
またその著書も出版されております。
もしそういう方面にブームが起るとしたら、
中国人に書いてもらったものを
翻訳しなければならないかも知れないと思っていたところ、
本屋に行って中国茶や紅茶の書棚を見ていたら
「自分でつくろう健康茶」
という大海淳さんの本に出会ったのです。
おやおや日本でも
そういう研究をしている人がいるのかと
びっくりして電話をしたのが
蓬莱仙人直伝「野行き、山生き、この元気」
書いていただくきっかけになったのです。

皆さんは何気なく読んでいるかも知れませんが、
よく研究するとカフェと並んで
健康茶房が日本に誕生する可能性がないわけではありません。
私はかなり首を突っ込んで研究をしているところです。


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2003年6月9日(月)

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