第1187回
中国株・アジア株の勉強をして下さい

経済や利殖のコーナは
私が本屋に行けば一通りは覗いて見るところです。
でもほとんど買うことはありません。
私の知らないことを教えてくれる本に出会うことが
滅多にないからです。

最近は日本の証券市場がすっかり沈滞して
株をやる人も元気がありません。
僅かに気を吐いているのは中国株くらいなもので、
いつも成田に時間より早く着くと、
飛行場の中の本屋に入ります。
或る時、株の本の並んだ棚を見たら
「中国株で一億円儲けた!」という本に出会いました。
何気なくひらいて見たら、
ほとんどの評論家が中国経済に否定的な中で
「私が知る限り、この頃の中国や中国株を
肯定的にとられていたのは邱永漢氏くらいでした」
という一文が目の中にとびこんできました。
でも自分のことを正しく理解してくれた
たった一行のために
カバンの中身を重くして出かけるわけにも行きませんので、
そのまま元の戸棚に返してしまいましたが、
その後、「ハイハイQさんQさんデス」には
中国株に対する質問が山ほど来るので、
とうとう渋谷の本屋に行って、
そこに並んでいた中国株の本をあるだけ買って
家に担いで帰りました。
その中に小泉鉄造さんの著書が2冊ありましたから、
結局は最初に覗いた本も買ったことになります。

「ハイハイQさんQさんデス」には
東洋証券の深堀敬三さんの
「あたなも中国株通」という連載があり、
とてもアクセスが多いのですが、
いかんせん、不定期なために、
毎日読める情報をという要求に抗しがたく、
小泉さんに投資家の立場から失敗した経験もまじえて
書いて下さるように依頼しました。
新しく始まった平田博孝さんの
「アジア株の出番です」は主として
タイやフィリピンなど
日本人にはあまり知られていない株式市場のことを
取り上げていただいていますので、
三者あわせてかなり読みでがある連載に
なったのではないかと思います。
株式投資は富のふえるスピードの早い
発展途上国の方がチャンスが多いですから、
株に興味のある人はしっかり勉強して下さい。


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2003年6月10日(火)

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