第1299回
食味評論家と週刊誌の推薦は除きます

いまは外食をする人が
昔にくらべてふえています。
だから飲食店がふえるのも
不思議なことではありません。
私も外食の機会は多いのですが、
私の場合は馴染みの店にばかり足を向けないように、
常々、3度に1度は行ったことのない
新しい店に行くように心がけています。

ひいきにしている店や馴染みの店は
こちらの嗜好もよくわかってくれているし、
その分大事にしてくれて居心地はいいのですが、
いつも同じところをうろうろしていると、
食べ物屋の世界にどんな変化が起っているか
わからなくなってしまいます。
だからなるべく行ったことのない店に行くのですが、
今回は半分、仕事みたいなものですから、
3回に1回どころか、3回に2回の割合で
新しい店を開拓しに出かけました。

どうやって新しい店を探がすかと言いますと、
この頃は食べ物のガイド・ブックが
山ほど出版されていますので、
これはと思う本は一通り目を通します。
でもお店の肩を持った提灯記事は
あまり信用できないので、
辛口の批評につい耳を傾けたくなります。
友里さんの単行本を読んで
コラムを書いてもらう気を起したのも、
友里さんの賞めたり、
貶したりした店に実地に入って見て
その眞偽を確かめた結果です。
プロの食味評論家の賞めた記事より
実際に自分でお金を払って食べた人の感想の方が
あてになります。
友里さんのコラムにアクセスが多いのも
決して偶然ではありません。

最近は週刊誌に至るまで
食べ物屋の紹介記事が載っていますが、
あまりあてになりません。
私は毎月、「料理王国」と「dancyu」と
2冊の料理雑誌を読んでいます。
すしやからイタリア料理やラーメン屋に至るまで
ハヤリの店の紹介記事が載っています。
料理の写真もありますが、
シェフの談話や経歴も載っています。
その中から入って見たい店を選びますが、
生意気な口をきくシェフと高すぎる店は除外します。


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2003年9月30日(火)

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