第1310回
内モンゴール産の信州ソバはいかが?

ソバなら信州ソバときまっています。
むろん出雲ソバもあれば、椀子ソバもあります。
いずれもソバの産地とゆかりのある名物ソバですが、
ソバの原料の82%が輸入品ということになれば、
名物ソバの中に内モンゴールや
カナダのソバもまぎれ込みます。
手打ちソバの100%が100%まで
地元のソバということはありません。
というよりなぜ手打ちに人気が集中するかというと、
ソバには細菌がわんさとついていて、
すぐに煮て食べてしまわないと
腐敗してしまうからです。
従っていいソバ粉を使うことと、
長持ちさせることさえできれば、
いい味のソバがつくれるということです。
そういう工夫ができて、
コストダウンに成功すれば
新しいスタイルのソバ屋ができてしまいます。

国際間を出たり入ったりする食品には
必らず消毒や殺菌のことがついてまわります。
さきにあげた水蒸気を使った消毒装置は
こういう時に出番がまわってきます。
かつては放射線とか臭化メチルとかいった
装置や薬剤が使われましたが、
毒で毒を制したのでは問題が片づきません。
もし水蒸気を使って人畜無害の殺菌消毒ができれば、
穀物の状態で必要な条件が充たされることになるし、
もしかしたら製品になった状態で
長持ちさせることもできることが考えられます。

もし思惑通りなら、
ソバ屋はソバを腐らせないですみますし、
毎日、莫大な量をこなしているコンビニの弁当にしても、
防腐剤を入れたり、漂白剤を使ったりしないですみます。
この問題、実はソバ屋やコンビニだけの問題ではありません。
高温で瞬間的に消毒が可能であれば、
使用済みの医療品や
機器の消毒にも使えることになりますから、
ますますきびしくなっている病院衛生の分野で
広汎にわたって利用される可能性があります。
しかし、次から次へと
夢ばかり大きくふくらむことを考えなくとも、
さしあたり500円で1500円のソバより
安くておいしいソバを食べさせてくれる店ができたら
よくハヤると思いませんか。
そんな店は現実に実現可能なところにあります。


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2003年10月11日(土)

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