第1324回
コーヒーの産地に行ってきました

ずっと旅行ばかりしていたので、
旅先で起ったことを報告する時間がありませんでした。
雲南省でコーヒーの栽培をすることを思い立ち、
「現地の勉強をしに行きませんか」
とお誘いしたところ、
30数人の人が集まり、
北京を振り出しに成都、昆明ととび、
更に昆明から飛行機を乗りついで
保山市というコーヒー地帯に到着したのは
もう眞夜中のことでした。

私が何か新しい仕事をはじめようとすると、
中国でも次々と思わぬ人たちが現われて
協力をしてくれます。
私は天津市の名誉市民とか
四川省の経済顧問はやっていますが、
一番奥深い雲南省ははじめてです。
雲南省では北京大学のバイオ・グループが
新しい事業展開をしていましたので、
そちらから雲南省の対外経済貿易委員会に
電話をかけてもらったら、
すぐ説明会をひらいてくれることになり、
それとは別に行政のトップにいる
雲南省副省長とも面談することになりました。

私の場合はまわりの人たちが
よく動いてくれるので
仕事がやりやすい面もありますが、
その土地の要望していることと接点があることも
事がスムーズに運ぶ要因になっていると思います。
雲南省は農業の振興が政策のトップにありますから、
政府も大歓迎ですぐに保山市政府に連絡をとってくれ、
翌朝、行政のトップにある副市長さんが
ホテルまで挨拶に来てくれることになりました。

副市長の揚経建さんは農業の担当者を同行して、
その人たちに案内させる手順でしたが、
ホテルの朝食で私の隣席に坐って
二言三言喋ると、突然、
「今日は私がご案内します」と言うことになって、
とうとうパトカーが先導をして、
私が副市長の車に乗り、
そのあとに市の公用車とタクシーが
20台ほどつながった大行列で2時間ほどかかって
海抜1000メートルのところにあるコーヒー園に向いました。
同行した人たちはパトカーに
「そこのけ」と追っ払われたことはあるが、
パトカーに誘導されて街道を走るのは
はじめてという人が多く、
とてもいい気分だったと喜んでいました。
私は副市長さんの車の中で、
雲南省の農業事情やコーヒー産業の説明を受けて、
それ以上に興奮させられました。


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2003年10月25日(土)

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