第1342回
「中国株の基礎知識」ができてきました

ここのところ、深B株も、
香港H株、レッド・チップ株も動意を示しているので、
中国株をやっている人は目の離せないところです。
私は10月になったら
相場に新しい動きがあるだろうと言ってきました。
また人民元の切り上げを前にして、
株と不動産に陽が当るから、
中国市場の特殊事情も考慮に入れて、
中国の不動産に投資している香港企業の株にも
注目するようにと促しました。

上海の新天地の開発を手がけている瑞安建業は
短期間に倍になりましたし、
上海でゴルフ場とその周辺の高級住宅を手がけている
湯臣集団も大きく息づいています。
その半面、恒基中国と新世界中国は赤字を発表して
出鼻を挫かれた感じですが、
これは見透しが明るくなったので、
この際、ウミは全部出してしまえ
ということになったのでしょう。
したがって長い苦難の道でしたが、
ここからが辛抱のしどころです。
なかなか上がらないことに
しびれをきらせて投げると
それから登り坂にかかる段階まで来ているからです。

さて、私としては久しぶりの株の本、
「中国株の基礎知識」(東洋経済刊)が出版されました。
2年にわたって「マネー・ジャパン」誌に
「グローバル化時代の投資運用」と題して連載したもので、
最初は利息が限りなくゼロに近づく日本から
お金を海外に持ち出して投資する人の心得について
書く積りでしたが、
結局、中国株投資の環境や特殊事情について
クドクドと述べているうちに
1冊の本の分に達してしまいました。
ちょうど中国株ブームが
本番に近づいていた時期でもあり、
私の失敗談も含めて中国株に手を出す前に
読んでいただきたい本という意味で
「中国株の基礎知識」という地味なタイトルに変えました。

恒例により読者の皆さんに
抽選により私の署名入りの本を10冊さしあげます。
選にもれた方はご足労でも
本屋に足を運んで手に入れて下さい。
中国株が日本株とどこが違うか、
簡単におわかりいただけると思います。


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