第1412回
旅行は行くため、旅費を捻り出すため

一年の団体旅行のスケジュールは、
以上述べたように、
年の始めに決めましたが、
旅行と旅行の間にスキマがあると、
またそのスキマを埋めることを考えます。
片時も目の離せない仕事を持っている人は
そんなノンキなことを考えている余裕はありませんが、
私は歩きながら、動きながら、
仕事をやることができますので、
旅行といっても遊びに行っているだけではありません。

とりわけ昨今のように
国境の壁が崩れおちて
国の向うがそのまま見えるようになると、
向うとこちらの違いが
いやでも目につくようになります。
あれをこちらに動かせばいい、
いや、こちらの持っている物を
向うに持っていけばいい、
と商売のヒントはいくらでも浮び上がってきます。
大抵の人はそう思っても
それを実行に移したり、
企業化するだけの行動力はありませんが、
私はそれを宿題として残さず、
自分の力でやれるかどうか、
自分だけでやれない場合は
誰の力を借りれば実現できるかすぐに考えて、
それを具体化します。
それが生産工場から学校や料理店まで
広般にわたってしまいますので、
資金のこともさることながら、
さしあたりぶっつかる最大の壁は
それをやってくれる人、
即ち人材ということになります。

人生のスキマを埋める旅行と、
事業のスキマを埋める人材探がしが
私の主要なテーマで、
現に2月と5月と7月と10月と12月と
まだ5ヶ月分のスキマを埋める
旅行スケジュールが残っています。
マダガスカル、トルコ、スリランカ、ミャンマー、
スマトラ、ニューギニア等々、
まだ行ったことのないところ、
もう一度、行ってみたいところを
書庫の中のガイド・ブックを探がし出してきて
ベッドの中でページをめくっているうちに
夜が明けてしまいます。
しかし、これも生きていることの楽しみの一つです。
旅費に困らないように一生懸命働くのも、
また旅行の中から
新しいメシのタネを見つけ出そうと努力することも
生きているからこそできることだと思っています。


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