第1793回
通貨の弱い国の財産に投資をするな

そうは言っても、
ドル安を考慮に入れて
無利息のまま日本で貯金をするよりも、
少しでも収入が多い方がトクだと考えて、
ドル預金に換える人も結構たくさんおります。
現に私だってさんざん粘って
円預金のまま何年も放置しておりましたが、
一年にいくら収入が違うか計算して見て、
ドルに換えることにしました。
香港では円をドルに換えたり、
ドルを円に換える手数料は
1ドルにつき10銭ていどで、
瞬間的に取引が成立します。
香港でも日本の銀行は文句を言わないと、
その10倍も手数料をとります。
したがって、香港に住みなれた人で、
日本の銀行を使う人は先ずおりません。

考えてみれば、電話一本ですむことを
何年も無利息のまま放置していた
自分のバカさ加減が身にしみます。
ところが、円をドルに換えて、
いくばくもしないうちに、
ずっと動かなかったドル相場が
1ドル110円から
1ドル102円に変わってしまいました。
6000万円で42000ドルあまりも貰いが
減ってしまったのです。
長い間辛抱してきた株を売った途端に
値上がりすることは
株をやる人なら誰でも見覚えのあることですが、
為替相場についても
似たようなことが起るのです。

私の場合は円をドルに換えて
定期預金をする積りではありません。
本当は中国の不動産を買うための資金ですが、
外国人が中国の不動産を手に入れるためには
外貨で決済しなければならないことが多いのです。
ところが、売主との交渉が思うようにすすまず、
もたもたしているうちに
円になおす少々高い買い物になってしまったのです。
ドルにお金を換えて、
人民元の物件の交渉をして見て
改めて感じたことは、
人民元の切り上げの恐怖とドルの目減りの恐怖と
二つが重なりあっていることです。
ドル安になるなら日本円で持っていた方がましだし、
人民元になるなら、早めに決済を終らないと
相手に断わられることもあり得ることです。
これだけ不安があれば、
為替レートを無視して
財産管理はできないことがいやでもわかります。


←前回記事へ 2005年2月5日(土) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ